新しい靴

お気に入りの靴のかかとがだいぶすり減った。
新しいのがほしいと思った。
お気に入りの靴は確か5000円で買った。
だから、5000円ぐらいでまた気に入った靴と出会いたかった。
そんなことを思って2か月が過ぎた。
だんだんとお気に入りの靴はみすぼらしくなってきているように感じた。
新しい靴を探しにABCマートに行った。
あまり気に入った靴はなかった。
ごめん、僕のお気に入りの靴。
そんなことを思ってさらに2か月が過ぎた。
大須の友達の家に遊びに行った。
友達が大須は一日中遊べる町だと教えてくれた。
大須観音を過ぎた商店街に友達が僕を連れて行ってくれた。
この日僕は服がほしかった。
僕の兄はとてもセンスがあって僕はそれに比べあまりセンスがなかった。
だから、僕が身に付けている服はいつも兄のお古だった。
そして、僕はそれで納得していた。
しかし、兄のお古も日に日にみすぼらしくなってきた。
そこで服屋さんを探していた。
お店の前に並べている服を見ていて僕の趣味に合う服は見当たらなかった。
そんな時に靴屋さんを見つけた。
なんという服屋さんだったか覚えていない。
ただ、自分が靴がほしいということを思い出させてくれた。
そして、僕が気に入るような靴がすぐに見つかった。
しかし、その日着ていた服に気に入った靴は合っていなかった。
僕はこれは履きこなせないなと思った。
おすすめを訪ねながらまたすぐに気に入った靴を見つけた。
そして、僕の趣味に合うようなものも見つかった。
3年近くお世話になった靴とはやっと別れができる気がした。
ほんとに今までありがとう。
そして、新しい靴との出会いに感謝しよう。
家についてからすぐにその靴で出かけたい思いになった。
なので早速この連休中に買い物したかったものをリストアップして出かけた。
ほんとにその靴は履けば履くほど気にいった。
すべて革製で出来ていたその靴はとても足が蒸れた。
しかし、それがまたよかった。
俺はこの靴を履いていると実感させてくれた。
明日からこの新しい靴との生活を考えるととても嬉しい気持ちになった。
 
こんな出会いを何に対してもこれからもっとしたいと思った。
そんな一日でした。
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